＜p＞炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でもーー。＜br /＞ 結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。＜br /＞ ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。＜/p＞ ＜p＞「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。＜br /＞ そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」＜br /＞ 古内一絵さん大満足＜/p＞ ＜p＞1938年、五月の台湾。＜br /＞ 作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。＜br /＞ 現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、＜br /＞ 台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。＜br /＞ しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。＜br /＞ 国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差ーーー＜br /＞ あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。＜/p＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちら をクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。

台湾漫遊鉄道のふたり【電子書籍】[ 楊双子 ]

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