大泉実成 草思社ジンカク ショウガイ オ メグル ボウケン オオイズミ,ミツナリ 発行年月：2005年12月 ページ数：265p サイズ：単行本 ISBN：9784794214416 大泉実成（オオイズミミツナリ） ノンフィクション作家。1961年、東京生まれ。中央大学文学部哲学科、同大学大学院文学研究科修了。エホバの証人信者の輸血拒否事件を追った『説得』（現代書館／講談社文庫）で1989年講談社ノンフィクション賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 精神が精神を鑑定するということー宮崎勤をめぐって／人格障害を発見するー麻原彰晃をめぐって（1）／麻原は元気かい？ー麻原彰晃をめぐって（2）／人格障害という言葉の誕生ー神戸の少年Aをめぐって（1）／グレーゾーンを抱えてー神戸の少年Aをめぐって（2）／宗教の創造ー神戸の少年Aをめぐって（3）／DSMへの批判ー長崎の少年Aをめぐって（1）／片づけられてしまうことー長崎の少年Aをめぐって（2）／アスペルガー症候群ー長崎の少年Aをめぐって（3）／それは遺伝のせいです／見えない封印ー豊川の少年Aをめぐって／人格障害の地図を描く／十三ページの反省文ー宅間守をめぐって（1）／みんな暴力が好きー宅間守をめぐって（2）／この人格障害的組織を見よ／治療現場での人格障害／私の中の人格障害ー佐世保の少女Aをめぐって その言葉は90年代の初め、宮崎勤を説明するためにメディアに華々しく登場した。そして麻原彰晃、酒鬼薔薇聖斗、宅間守と、了解不能の事件が起きるたびに多様な文脈で使用されてきた。反社会性人格障害、自己愛性人格障害、妄想性人格障害…。だがこんなラベルが貼られて片づけられても、事件そのものの異形は依然として立ち尽くしたままだ。「人格障害」という言葉に人は何を背負わせたがっているのか。人間理解への手がかりか、封印し排除するための装置か。社会や時代のひずみを映し出す陰画のようなこの言葉の使用をめぐる、異色のノンフィクション作品。 本 美容・暮らし・健康・料理 健康 家庭の医学

人格障害をめぐる冒険 [ 大泉実成 ]

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