河出文庫 諏訪 哲史 河出書房新社ヘンアイゾウショシツ スワ　テツシ 発行年月：2024年12月06日 予約締切日：2024年12月05日 ページ数：368p サイズ：文庫 ISBN：9784309421582 諏訪哲史（スワテツシ） 小説家・批評家・随筆家。1969年名古屋市生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。独文学者の故種村季弘に師事。2007年に小説「アサッテの人」で群像新人文学賞・芥川賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 不治の言語病患者ー「チャンドス卿の手紙」ホフマンスタール／倦厭の闇、一瞬の光源ー『檸檬』梶井基次郎／世界を造形するまなざしー『リルケ詩集』リルケ／「リアル」ということー『遠野物語』柳田国男／漫画のなかの「詩性」ー『赤色エレジー』林静一／「無限」に触れる筆力ー『伝奇集』ボルヘス／「起承転転」の小説ー「子之吉の舌」ほか　島尾敏雄／「幼年」という名の庭ー『トムは真夜中の庭で』ピアス／選ばれた「文体」と「生」ー「青炎抄」ほか　内田百間／小説ー「過剰性」の言語ー『泥棒日記』ジュネ／いかに詩を「観る」かー『静物』吉岡実／「少女」の発明ー『少女コレクション序説』澁澤龍彥／「無実の日常」を生きるー『愛について語るときに我々の語ること』カーヴァー／いざ、「枝路」の方へー「蔵の中」宇野浩二／詩の言葉で小説をー『肉桂色の店』シュルツ／漢詩ー視と聴の悦楽ー『李賀詩選』李賀／「独身者」の愛の機械ー『モレルの発明』ビオイ＝カサーレス／「人外」ー反地上の夢ー『幻想博物館』中井英夫／「幼稚さ」への意志ー『バカカイ』ゴンブローヴィチ／存在の「外」を覗くー『闇のなかの黒い馬』埴谷雄高〔ほか〕 古今東西の名作怪作100冊の魅力・魔力。万巻の書物の毒に惑溺してきた“小説狂”作家の眼に、文学は人の思いもよらぬ呪われた自画像を垣間見せるー。かねてより「文体」至上主義を奉じる著者の、特異な文章術指南書にして、郷愁溢れる文学的自叙伝。言語芸術の極北を知るための伝説の奇書、完全版ここに成る。 本 人文・思想・社会 文学 その他 文庫 人文・思想・社会

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