品田 知美 亜紀書房ハハトムスコノニッポンロン シナダ トモミ 発行年月：2020年07月21日 予約締切日：2020年04月07日 ページ数：252p サイズ：単行本 ISBN：9784750516493 品田知美（シナダトモミ） 社会学者、早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員。1964年三重県生まれ、愛知県育ち。2001年東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士（学術）。城西国際大学福祉総合学部准教授などを経て、現職。専門は社会学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　母親業はやめられないー過酷で甘美な母というお仕事／第2章　母は捧げるー自己犠牲という弱者の戦略／第3章　母の愛は有償であるーイエの継承者をつくる／第4章　イギリスに「いい息子」はいない？ージェントルマンの予備軍たち／第5章　母は稼いで世話もするー「ダメ息子」と「しっかり娘」のお約束／第6章　恐れられる母は女性蔑視を生むーマザコンを隠蔽するセクハラ／第7章　繭のなかから世界を眺めるー幽閉される息子たち／第8章　豊かな世界と「ママっ子男子」の登場ー友だち化する母と息子／第9章　「教育ママ」の現在と未来ーマニュアルをつくる母親たち／第10章　母は見捨てるー切断する母の論理／第11章　母の喪失と崩壊ー「父」なき社会の底知れぬ不安／終章　母と息子が離れるとき、日本は動き始める 母と息子の甘美で重苦しい関係が日本社会の基層を作っているー男性にとって女性は恐るべき母でしかないとしたら、社会の中での女性への差別もミソジニーも当然かもしれない。西原理恵子『毎日かあさん』、のぶみ『ママがおばけになっちゃった！』、古典ともいえる江藤淳『成熟と喪失』、村上春樹の小説群や、ひきこもり、教育ママ、相模原障害者殺傷事件など、社会で起こる様々な事例を引きながら、母と息子の関係性をものさしとして、日本社会のいまを考える。 本 人文・思想・社会 社会 その他 人文・思想・社会 社会 家族関係

「母と息子」の日本論 [ 品田知美 ]

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